函館K・Hさんの『夕陽の丘』の思い出

まだまだ寒さが厳しく、春が待ち遠しい札幌です。

さて、本日は一般の来館者をご紹介。

函館からお越しのK・Hさん(左)と、お友達のH・Kさんです。

コンサートを観にいらして、偶然ミュージアムに入ったそう。

このK・Hさん、館内を見学して、少し興奮気味に

「『夕陽の丘』の資料はありませんか?」との質問。

聞くと、1964年の函館ロケ時にエキストラで参加したそう!

ロケ場所は、今も老舗デパートとして親しまれる棒二森屋前。

野次馬の中にいたのを、スタッフに声を掛けられ、

通行人としてカメラの前を歩いたのだとか。

「私はうすいピンク色のコートを着て、ネギを持っていたはず」

という言葉に、一同思わず爆笑!

なぜ、ネギを?

「10代の当時、住み込みで働いていて、

うどんの具材にと朝市でネギを買った帰りだったのヨ」と

思い出し笑いのK・Hさん。

なるほど。

ネギ一本にも、青春の記憶が詰まっているのですね。

公開時、函館にあった日活館に友達と足を運び、

主演の石原裕次郎さんの後ろをスッと通る

自分の姿を見て、大喜びしたそう。

ところが約半世紀が過ぎ、

市販のビデオを見直したところ、

なぜか登場シーンがカットされていたのだとか。

「もう一度見てみたいわ・・・」と懐かしげなK・Hさん。

いつか再び、“幻”のシーンを観ることができるといいですね。

コメントは受け付けていません。