山間の小さなまちが、映画一色に染まる!
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013」
多彩な上映作品&イベント&ゲストが盛りだくさんの
今年の模様をレポートします。
スタッフが夕張入りしたのは映画祭2日目となる22日。
前日の吹雪がウソのよう。晴れた青空が迎えてくれました。
まず向かったのは、アディーレ会館ゆうばり。
ここは、招待作品上映や
オフシアター・コンペティション部門が行われるメイン会場。
この日の目的であるコンペ作品を観るべく、会場に行くと、満席!
さすが、注目度の高さがうかがえますね。
というのも、この部門は今年で23回目の映画祭名物企画。
映画人による審査を経て、その後、第一線で活躍する
新鋭監督を発掘する「場」として定着しています。
今年も、応募総数440本から選ばれた10本がノミネート。
審査員には、塚本晋也監督ら5人が名を連ねています。
この日まず観たのは、「ケランハンパン」。
(C)FILMLINE/ENFANTS TERRIBLES.
※SEXをテーマに、等身大の韓国人女性と日本人男性の恋を描くコメディ。
上映後、登場したのは、「ケランハンパン」の寒竹ゆり監督(右)と、
プログラミング・ディレクターの映画評論家・塩田時敏さん。
次に上映されたのが、 「暗闇から手をのばせ」。
※障がい者専門の風俗嬢がさまざまな出会いを通じて成長する問題作。
戸田幸宏監督(中央)と、主演の小泉麻耶さん(右)。
どちらも見応えのある作品だな~と感心していたところ、
なんと「暗闇~」は今年のグランプリ&シネガー・アワード(記者賞)に、
「ケランハンパン」は審査員特別賞に選ばれました!
おめでとうございます!
次は、「少年物語」。
ビョン・ジュヒョン監督(右)。
「あなたにゐてほしい~Soar~」。
原將人監督(右)。
4作品を連続鑑賞して感じたのは、
「どうしても作りたい!」という監督たちの強い思い。
そうした作り手の率直な言葉を聞けるのも、映画祭ならではです。
ちなみに、上映の合間に審査員の吉田大八監督と遭遇!
最新作「桐島、部活やめるってよ」ミニ台本に
サインをいただきました!
また、外では、顔見知りの夕張市民とバッタリ!
前夕張美術館館長の上木和正さん(左)です。
ゆうばりに通ううち、お話を伺ったことがあるのです。
陶芸家の石山俊樹さん(右)をご紹介いただきました。
夕食時、キネマ街道沿いのお店に入ったところ、
店内にも過去の映画祭ポスターがズラリ。
夕張で長年商売を続けるマスター&ママ。
こうして地域住民の方と触れ合えるのも、映画祭の魅力です。
(つづく)