ゆうばり映画祭特集④ 北海道ロケトーク~その4

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(2月21~25日)

トークイベント「北海道ロケトークスペシャル

~映画が地域に出来ること、地域が映画に出来ること」

リポート第4弾は、「探偵はBARにいる2」のつづきと、

それに関連して、札幌市のコンテンツ特区のお話です。

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司会/札幌ロケの支援体制は?

「探偵はBARにいる2」・須藤泰司プロデューサー(以下、須藤)/特にススキノのような繁華街での撮影申請は、実はものすごく煩雑なんです。そうしたことを、コンテンツ特区の札幌市の協力で、円滑に進めました。東京だと公共交通機関を使うのは難しいのですが、今回は札幌市電を使い、夜に一部を封鎖して、撮影させてもらったんです。

司会/東京では考えられませんね。

須藤/今までの日本でできなかったことができたわけです。

さっぽろ産業振興財団・一橋基さん(以下、一橋)/コンテンツ特区の話が出たので、お話させてください。「コンテンツ」とは、「映像・映画」のこと。札幌市は、日本のコンテンツ産業の特別な区域となり、映画・映像撮影に関わるさまざまな規制緩和をしたり、規制の撤廃をしようとしているわけです。

この狙いは、撮影しやすい環境を作り、撮影を呼び込み、産業につなげていくこと。ただし、実際は、特区指定によって、すぐに緩和が進むわけではありません。ですから、「探偵はBARにいる」の1と2で、支援体制が劇的に変わったとまでは言えません。ただ、札幌市自体の規制にも踏み込み、もっともっと撮影しやすく、ロケ隊に来てもらえるような環境整備に努めています。

司会/市電撮影は、コンテンツ特区だから、実現できたのでしょうか?

一橋/特区だから、というより、行政体がロケに関わり、きちんと一緒に作っている、という話が警察に通ったうえで進められたということです。

須藤/ススキノの観光協会とも、うまくコミュニケーションを取れたことも大きい。もちろん犯罪はありますけれど、札幌のマチは魅力的なんだ!ということを伝える。そういう意味で、ススキノのさまざまな立場の方々も、大きくまとまってくれました。

司会/行政側の課題はいかがでしょう?

一橋/行政が関わることで、動きが重くなることが多いですよね。札幌市は、ロケーションコーディネートを生業としている民間、プロフェッショナルと組むことで実現できることを増やし、そのスピード感にどれだけ追いつけるか、が課題だと思います。

司会/北海道のヒーロー・大泉洋さんとなると、事務所の社長さん登場となるわけで・・・次は、「しあわせのパン」を取り上げましょう!

(つづく)

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