「探偵はBARにいる」プロデューサーに聞く、大ヒットの理由!

本日は、月曜休館日。

ですが、なんと、現在大ヒット公開中の札幌ロケ映画「探偵はBARにいる」

プロデューサーの須藤泰司さんにお会いすることができました!

須藤さんは札幌ご出身。

「相棒」シリーズをはじめ、多くのTVドラマの

プロデューサーを務めていらっしゃいます。

とても気さくな方で、貴重なウラ話をたっぷりお話くださいました。

インタビュー詳細を、早速、ご報告します!

ーー映画のご成功、おめでとうございます! 16年前から温めていた企画と聞きましたが、まず、今のお気持ちはいかがですか?

一番うれしいのは、「次が作れる」ということですね。僕はもともと(東映の)テレビ部の人間なので、映画の興行を体験したことがないんです。映画の成功失敗は、制作費が回収できるかどうか。今回の場合、ざっくり言うと10億円が目標でした。最近は、劇場公開の興行収入だけで元を取るのは難しい中、この作品は12億円超と黒字化することができ、いよいよ次だな・・・と、身が引き締まる思いです。

ーー地元・札幌の観客の反応はいかがでしたか?

それがすごく良くて、圧倒的でした!実は、一般的な娯楽作品の場合、北海道のシェアは全国的な興行収入の3%、良くて4%超。でも今回は、なんと10%(10万人近く)!特に、普段映画を観ない30~50代の男性客が一人で観に来てくれたようです。

ーーその人気の理由とは何でしょう?

男性客って、僕とほぼ同じ世代なんですよね。だから、自分が観たいもの、面白いと思えるものを作ったことが大きいと思います。今どきのことをやらず、僕らが好きな70年代のテイストを徹底的にやったことが、映画好きにも楽しんでもらえた要因ではないでしょうか。

ーーなるほど。札幌ロケを振り返っていかがですか?

特に、冬の画が、インパクトがありました。たとえば、ニューヨークやシカゴなど、都会の冬の画ってほかにもあると思いますが、札幌のように大都会の、それも街ナカで、普通に雪が積もっている、というのはないんですね。もちろんそれは狙ったわけですが、実際に作ってみると、思った以上に画のチカラがあると感じました。

ーーそもそも、札幌ロケというこの企画がよく通りましたね。

実は、札幌ロケというより、探偵モノって業界内で当たらない、と言われていたんです。だから社長に企画を持って行ったときの反応は、「NO」でした(笑)。そこで僕が、探偵モノが当たらない理由をレポートに書いて提出して説得したところ、とうとう向こうが根負けして、「ならやってみろ」ということになりました。

ーーいわば粘り勝ちですね(笑)

はい(笑)。それになぜかわかりませんが、僕には、札幌を舞台にすれば、これまでと変わった違うモノになる、という変な自信、理由のない思い込みがありました。そして、主役の大泉(洋)さんにがピッタリはまったんです。

ーー相棒役の松田龍平さんとのコンビ、とても良かったです!

それ、すごくうれしい感想です。普段は主役をやる龍平君が、今回は助演に徹してくれたのも良かったです。逆に存在感が出ましたね。

ーー先ほどの「理由のない思い込み」について、もう少し詳しく教えてください。

逆に、なぜそう思わないんですか?って思うんですよね(笑)。だって、世界各地の都市を舞台に映画が作られている中で、200万人都市で、気候がこれだけ変化に富むこの札幌が、舞台にならないはずがない、と当たり前のように思うんです。

ーーそれは出身者ならではの感覚かもしれませんね。

そうでしょうね。やっぱり、札幌が好きだから、ここで作りたくて作っているんです。逆に失敗すると帰れなくなるし(笑)、その辺の思い入れは違いますね。

ーー主役の大泉さんもはまり役でした。なんだか北海道の人って、大泉さんが出ているだけで応援したくなる部分があるんですよね…。

地方と違って、札幌の方は映画のロケを遠巻きに眺めている方が多いんですけど、中には「なにやってるんだ?」ってしかめ面のおじさんとかが出てくるんです。でも、「大泉さんの映画で…」って説明すると、「洋ちゃんならいいよ」ってトタンに表情が和らぐんですよね。大泉さん本人も、北海道に対して本当に一生懸命な方です。今回彼が心配してたのは、やっぱり地元のお客さんだったので、北海道で好評だったことは本当にうれしいですね。

ーー次回作も期待しています!

ありがとうございます!次の撮影時期はまだ未定ですが、再来年の公開が目標です。もちろん舞台は札幌。今度は大泉さんがどこを走るのか…どうぞ楽しみにしていてください。

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