今日も好天の札幌です。
さて、1月21日(土)の公開日が、明日に迫ったオール北海道ロケ「しあわせのパン」。
インタビュー紹介の最後を締めくくるのは、北海道出身の大泉洋さんです!
質問は、ミュージアム理事の武島靖子さん。
ユーモアを交えつつ、一生懸命で情熱的なインタビューをどうぞ。
ーー大泉さんは、言うまでもなく北海道ご出身で、前作も北海道ロケの大作でした。映画を通して、改めて北海道の魅力をどうお感じになりましたか?
確かに北海道ロケが続いてますが、この「しあわせのパン」は、「探偵はBARにいる」とは180度違う内容ですね。「探偵~」はすすきのの大歓楽街が舞台で、「しあわせ~」は洞爺湖町の月浦という地区がロケ地。撮影を通じて感じたのは、北海道で育ってきた僕らにわからない魅力が北海道にはある、ということです。そして、道外の人が映画を撮るときに、それが際立つのではないか、と思います。僕らにとって当たり前のものが、案外、道外の人にはそうじゃないんです。今回も、ロケ地になった洞爺の人は「ここ、そんなにいいかい?」なんていう人もいました(笑)毎日見ている景色だから、道外の人に「こんなにきれい!」といわれてその良さに気付く、みたいなことがあるんです。
(C)2011『しあわせのパン』製作委員会
僕にしても、洞爺湖温泉に行ったことはあるし、洞爺湖も何度も見ているけど、あの月浦から見る洞爺湖は違いました。そもそも、月浦という場所を知りませんでした。そういう意味では、新しい発見がありましたね。こんな表情の洞爺湖があったんだ、という。月浦は、その名の通り、湖の上に浮かぶ月が美しい場所。朝方まで撮影が続いた時なんか、美しい朝日が昇って、「お疲れ様」と言ってくれているようで、拝んで帰りたくなるような雰囲気になりました(笑)ストレスの溜まらない、パワースポットのような場所でしたね。
(C)2011『しあわせのパン』製作委員会
ーー北海道の人は、大泉さんが出ると、自然と応援したくなる部分があると思います。大泉さん自身はいかがでしょうか。
確かに、北海道が舞台だと、どうしても力の入り方が何割か増しになってしまうんです。「宣伝しなきゃ!」ってういう気にならざるを得ないんですよね。その気持ちプラス、少しでも多くの人を北海道に呼びたい、という気持ちがなぜか働くんです。自分でもイヤになります、ここまで一生懸命になっちゃう自分が(笑)「北海道を宣伝したい」というのは、もう、性ですね(笑)
(C)2011『しあわせのパン』製作委員会
ーーありがとうございます。これからも頑張ってください!
以上です。
出演された原田さん、大泉さんに加えて、
この映画のもうひとつの主役は「月浦」という場所なのかもしれません。
そんな「しあわせのパン」、ぜひご覧になってみてください。
◇ ◇ ◇
「しあわせのパン」
2012年1月21日(土)北海道先行ロードショー
1月28日(土)全国ロードショー
監督:三島有紀子
キャスト:原田知世 大泉 洋 他
公式サイト http://shiawase-pan.asmik-ace.co.jp/index.html