昨夜から1泊2日の函館出張。
ということで、とっておきのバーをご紹介します。
函館駅から徒歩5分、舶来居酒屋「杉の子」です。
大門の一角にオープンして約60年。
知る人ぞ知る昔ながらのバー。
なんとここには、函館ロケ映画「海炭市叙景」(2010年、熊切和嘉監督)
という名のカクテルがあるのです!
というのも、こちらのお店のママは、
地元市民で作る映画「海炭市叙景」製作実行委員のメンバー。
さらに、劇中では、加瀬亮さんの義母役で登場しているのです!
ママは、映画化の前から佐藤泰志さんの原作に注目し、
朗読活動でも取り上げていたそう。
そんなママの想いが詰まったこのカクテル。
お味は・・・さわやか!でも、ちょっと変わった風味が残ります。
聞くと、「ヒプノティック」というリキュールをベースに、
ホワイトラム、レモンをプラス。
そして後味の秘密は、薬草系のリキュール「サンブーカ」。
「海炭市の色に、作品のイメージとして後味を残したかったんです」とママ。
なるほど。
確かにこのひとクセあるこの味は、作品の雰囲気に通じるかもしれません。
映画を観てから飲むか。飲んでから観るか。
どちらでも、きっと深い味わいが楽しめる「海炭市叙景」。
函館の夜に、ぜひお試しを。