昨日、「T・ジョイ稚内」を訪問、高橋一平(かずひらとお読みします)社長にインタビューしました。日本最北のシネマコンプレックスとして2010年6月にオープン。稚内とその周辺の映画ファンの支持を集めてすくすくと成長しているように見えました。
1988年に稚内劇場と日本劇場が閉館して以来、留萌・宗谷地方の拠点都市稚内から長らく消えていたシネマの灯が、レンタルビデオ業と建設業を営む2人の地元ビジネスマンの尽力で再び蘇った。誕生から3年、キタの念願だったT・ジョイ稚内訪問がやっと実現しました。
市の表玄関、JR稚内駅に隣接した市街地再開発ビル「キタカラ」2階に66席、86席、98席の3つシアターをもち、毎日、洋画、邦画、アニメを上映し、子ども連れからカップルまで好みに応じた作品を選んで観賞できる。
▲キャパシティー98席のシアター3。ほかのふたつのシアターも含め、それぞれペアシート2基、車いすスペース1を備えている
高橋社長とのインタビューではこれからも適切な上映作品選びとイベントなどの仕掛けで客数をもっともっと伸ばしたい、とファイトあふれる意気込みを見せていました。インタビューのあと、高橋社長が館内を案内してくださり、シアター3でSF映画「エリジウム」を観賞しました。
迫力満点の映写性能と音響は札幌にあるシネマコンプレックスに引けをとらない環境でした。座席もゆったりとして快適。少しの間のお試し観賞のつもりが、「エリジウム」全編を見てしまいました。 なお、T・ジョイ稚内訪問記は11月、朝日新聞夕刊連載「ほっかいどう映画館グラフィティー」で詳しく紹介します。