ロシア娘がやってきた

きょうは中身の濃い来館が相次ぎました。中身の濃いって?  こちらが「こんにちわ」と声をかけても目を合わさず、答えもなし、館内をチラ見してすぐ立ち去る人。この逆の人を「中身の濃い」とわたしは心の中で定義付けしています。川北歩こう会、横田昌樹さんについで、午後にはロシア・シベリアのノボシベリスク市から札幌に滞在中というエレーナ嬢(大学院生)が来てくれました。

DSC_0120          ▲シベリア・ノボシベリスクからのお客さんエレーナ(左)と案内人キタ。ツーショットは役得です

剣道、柔道など武道の研修で2週間、札幌に滞在。あす帰国する前に、映像ミュージアムがホテルの近くにあるのを知ってやってきたといいます。

英語がまあわたしくらいの力なので、会話が成立しました。聞くとロシア語字幕で小津安二郎監督の「東京の女」(彼女この部分は日本語で「トーキョーノオンナ」といいました)、黒澤明の「七人の侍」「羅生門」(これはなんとかゲートと言ったのでわたしはははん、と理解)を見たというから相当な日本映画フリークといえましょう。

文学では三島由紀夫のゴールデンテンプル(金閣寺でしょう)と「なんとかwave」(潮騒のことではないか)をロシア語訳で読んだ。村上春樹も知っている、などなど。

わたしはまず、この映像ミュージアムの誕生した由来と背景を説明。ついで館内に映画「白痴」に絡む黒澤明の直筆の手紙が展示されているのを見せ、「白痴」というタイトルを英語で説明しようとしてはたと困ってしまいました。「Foolishness」などと、でたらめな単語をいうと、理解したらしくドストエフスキーの原題(ロシア語)を言ってくれました。「イディオット」と彼女は言ったので、あとでインターネットで調べるとたしかに白痴Идиотとありました。

1時間ほど滞在したあと、「ミュージアムがなかなか見つからなかったが、来てよかったアリガト」と言って帰って行きました。

彼女にとって外国に出るのはこれが初めて、来年も札幌に来る予定があるので、また来ます、と言っていました。

この日のわたしの当番は午後2時で終わり。あとを引き継いでくれた学生ボランティアの加藤君によると、最近札幌でロシアの学生を対象にしたスポーツの研修がよくあるそう。加藤君自身テコンドーをするという。

わが北の映像ミュージアムもロシアからの来訪を視野にいれた対応も必要かもしれません。

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