6月14日の公開に向け、
紋別・斜里ロケ「私の男」(熊切和嘉監督)を
原作小説とともに紹介する特集第三弾です!
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孤独な少女「花」と遠縁の男「淳悟」。
ふたりの関係に影響を及ぼす、東京編のキーパーソンが
高良健吾さん演じる「尾崎美郎」です。
奥のテーブル席に、尾崎美郎がぽつんと座っていた。(中略)小柄なからだを仕立てのよいスーツに包んだその姿は、いかにも育ちがよさそうで、清潔感に満ちていた。腕時計を覗きこんで、すこしだけ眉をひそめている。 (小説「私の男」より)
原作では「美郎」が、ふたりの秘密に触れる
ある不思議な出来事に遭遇します・・・。
理解し難い「淳悟」の行動を恐れながらも、
「美郎」は「花」に惹かれていくのです・・・。
花は僕にとって、なんというかほんとうに未知の存在だった。そのことを考えると、やはり、台風を前にした子供のようなきらめく不安を感じるのだった。 (小説「私の男」より)
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(C)2014「私の男」製作委員会
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