夕張・札幌ロケ!「スイートハート チョコレート」記者会見レポート②

27日、札幌で制作が発表された

篠原哲雄監督の日中合作映画「スイートハート チョコレート」

知事への表敬訪問に続いて行われた

制作発表記者会見の模様をレポートします。

予定より15分押しで始まりましたが、

フリーアナウンサー橋本登代子さん(左)の

テキパキした司会で、現場は和やかな雰囲気。

ちなみに橋本さんは、昨年の「悠々と。」12月号で

ミュージアムの和田事務局長と対談された方です。

さっそく、それぞれが映画への想いをコメント。

篠原監督は「チョコを通じて、人と人の真心のつながりを描く作品。

日中のスタッフが一体となって作っていて、

日中国交40周年の年にやるべき映画だと思います。

夕張は今年雪が多く、映画の神様がいるかのごとく毎日降って

素晴らしい絵が撮れました。映画の完成が楽しみです」

主演の林志玲(リン・チーリン)さんは

「北海道の雪国の魅力を伝えたい。

この映画で愛を信じてください」と日本語で話し、

記者から北海道のチョコについて聞かれると

「大好き!毎日食べています(笑)」と笑顔で答えていました。

池内博之さんは

「僕は、想いを伝えられない不器用な男の役。

似ている部分もありますが、自分とは正反対な役どころです」

と説明し、

共演者のリンさんについて

「サバイバルのように吹雪が降っても 嫌な顔しない、

ガッツのある方です」とコメント。

さらに、「リンさんは、セリフを言う夢を見たというくらい、

真剣に取り組んでいました」というエピソードを披露。

それを聞き、顔を赤らめるリンさん。

とってもキュートでした!

単身台湾に渡り、モデルとして活躍する新人俳優、福地祐介さんは

「北海道は初めて。先輩からたくさん気づきをいただける

この現場に参加できてうれしいです」と真摯にコメント。

共演の陳廷嘉(チェン・ティンジャ)さんも

「北海道は初めてですが、

美しいし、人は温かくて嬉しいです」と話していました。

続いて、プロデューサーの米子(ミシェル・ミー)さんが

今回の映画化の経緯を詳しく説明。

なんと、そのきっかけは ゆうばり国際ファンタスティック映画祭!

2006年、ゲスト参加した米子さんは

「夕張の、映画への情熱に感動しました。

『幸福の黄色いハンカチ』のロケ地である

夕張を、中国人で知らない人はいません」と振り返り、

「映画祭の休止を知り、心が痛みました。

ぜひ夕張で撮影して、多くの人に この街に来てもらいたいです」と力説。

夕張の、映画への愛が生んだ新しい北海道ロケ映画。

夕張市民70人もエキストラ参加したそう。

ぜひ、日本公開を楽しみにしたいと思います。

コメントは受け付けていません。