オープンまでの道のり⑦~「シネマの風景フェスティバル」

連日の雪と寒さで、道路が凍ってツルツル!の札幌です。

さて、本日は不定期連載

「オープンまでの道のり」をご紹介します。

◆ ◆ ◆

2010年6~7月。

「北の映像ミュージアム」活動を始めて10年

という節目を記念し、 旧東宝プラザで開催されたのが、

「シネマの風景フェスティバル」です。

〝太陽族〟を体現した石原裕次郎さん

マイトガイと謳われた小林旭さん

任侠映画の大ヒーロー高倉健さん

清純なヒロインを演じた浅丘ルリ子さん

など、映画が黄金期を迎えた昭和30年代の息吹を蘇らせるべく、

選りすぐりのスターが出演した6作品をピックアップ。

6月26日(土)~7月2日(金)の1週間にわたって延べ28回上映し、

スペシャルゲストによる

解説やトークで楽しんでもらうという内容でした。

上映作品とゲスト内容は以下の通り。

●道南ロケ 「赤いハンカチ」(函館)
「ギターを持った渡り鳥」(森町)
ゲスト/作家・評論家 川本三郎氏「ロケ地函館と裕次郎&旭」

●道央ロケ 「白痴」(札幌)
ゲスト/映画評論家 品田雄吉氏「黒澤明監督と昭和の札幌」
「Love Letter」(小樽)
解説/ミュージアム理事 喜多義憲「ノスタルジック小樽」

●道東ロケ 「南極料理人」(網走)
ゲスト対談/沖田修一監督&原作者 西村淳氏「ロケ地網走と南極」
「網走番外地」(網走)
ゲスト/作家 小檜山博氏「網走刑務所とその歴史」

往時のマチの記憶を次世代に伝えようと、

会場には、懐かしのポスターや昭和の狸小路の映画館写真も掲示。

その一部を、現在、ミュージアムにも展示しています。

上映活動の集大成となる

我々NPOにとっては未経験の大規模イベントでしたが、

予想以上の大盛況で終了!

しかし、このイベント開催を告知する2010年6月7日発行の会報で、

ミュージアム理事の喜多義憲はこう書いています。

これからの運動はどうなるのか。
NPO内部には「この10年間、やれるだけのことはやった。
フェスティバルを総決算に運動を一時休止しよう」という意見もごく最近まであるにはあった。(中略)
以上のような厳しい状況なのだが、それでも敢えて言いたい。
「夢はあきらめない」。 (中略)
立派な建物でなくてもよい。
北に生きる者たちが愛してきた映画の息吹を次世代に伝えられるような
「出会いの場」を、粘り強く造っていきたいと思う。

この想いがついに通じ、このイベントが終了した約5か月後、

いよいよ、ここミュージアムの拠点開設に向けて

事態は急展開することになるのです!

(つづく)

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