30日(土)から始まる
「北海道フィルム・アートフェスティバル」。
特集6回目の今回は、
北海道作家のコンペ・表彰式についてお伝えします。
このコンペは、道内に住む作家さんが、
2011年8月~2014年7月までに作った計14作品が対象。
「私の男」などで知られる熊切和嘉監督が審査し、
グランプリ・特別賞・奨励賞を決まるといったものです。
上映するA・B・C・Dの各グループを紹介します。
●Aグループ
・1981-2001(2013/古跡哲平/5分)
・スピスピレムリ(村田祐樹/2012/5分)
・ファンクラブ(箱崎華/2014/15分予定)
・スターゲイザー(津山昌徳/2014/15分)2014VER
・僕らの興味期限の夏(福田さとみ 他/2012/34分)
この中で、私が注目している作品を二つご紹介!
一つ目は、古跡さんの「1981-2001」です。
古跡監督は、兵庫県出身ながら北海道を中心に活動。
この作品は、作家自らの記念写真を基に作ったもの。
東京の参加型アート・フェスティバル「千代田芸術祭」で
「伊藤俊治賞」を受賞しています。
〝記念写真を基にした映像作品〟なんて・・・私には想像がつきません。
どのような作品なのか興味津々です。見逃せません!
もう一つは、福田さとみさんなどが監督した
「僕らの興味期限の夏」です。
まず私は、タイトルに惹かれました。
おもしろそう!そう思いませんか?
そして次に、札幌の子どもたちが出演し、
〝子どもたちの世界国際映画祭〟とされる
「キンダー・フィルム・フェスティバル」(東京)
の「ティーンズ・フィルム・コンペティション」で、
見事グランプリを獲得し、
世界に認められた作品だと知り、とても見たくなりました。
きっと、無邪気な子供たちの若さと元気が溢れていることでしょう。
どんな内容なのかは、見てのお楽しみですね。
●Bグループ
・フランケンの娘(陣内天飛/2013/23分)
・彼の地(安瀬雅俊/2013/9分)
・カルマ(細野牧郎 他/2014/5分)
・縛刃不動仁義(高野資也/2013/45分)
この中で、私が最も気になった作品は、「カルマ」。
細野牧郎さんと高野資也さんの共同監督作品です。
細野さんは札幌で映画を主に作っています。
今回上映される「カルマ」は、短編の新作のホラー。
カギとなるのは「カルマ」なのでしょうか?
映画館に悲鳴が響くかもしれないですね。
ちなみに、高野資也監督の「縛刃不動仁義」は、
このフェスティバルで初公開!期待大ですね!!
●Cグループ
・下手くそ、はなさない(山口洋介/2012/28分)
・The eyes smart(岩田義昌/2011/10分)
・他愛もないはなし、したい。(小山赤理/2014/45分予定)
私がこのグループで注目しているのは、
岩田さんの「The eyes smart」です。
この作品は、ある兄弟の物語。
落ち込んだ時、姉は小樽の海に行きたがる。
しかし免許がないため、弟が運転をする。
そんな兄弟の物語です。
映画を見ると、ロケ舞台の小樽に行きたくなる!そう。
物語も気になりますが、映像にも注目ですね。
私は幼いころしか、小樽に行ったことがないので
この映画を見るといってみたくなるのかな・・・楽しみです。
●Dグループ
・modify(佐藤洋/2013/18分)
・植木屋たちの黄昏(黒田卓/2011/65分)
私が注目したのは、佐藤さんの「modify」。
この作品は監督が初めて、「映画が好きだ!」という
気持ちだけで撮った映画なのだそうです。
物語は、生きる意味・居場所をなくした主人公が、
ある女の子に出会い、少しづつ変わっていくという、
〝出会い〟がテーマ。
この映画自体も、たくさんの〝出会い〟を通じて完成したそう。
きっと素敵な作品に違いないでしょう!
さて、一体どの作品がグランプリに輝くのでしょうか。
熊切監督による表彰式の講評も、楽しみです!
私もこの機会に参加しようと考えています。
(学生スタッフ:太田明里)
* * *
詳しい日程は以下の通りです
A/9月2日18:50~20:20
B/9月2日20:40~22:20
C/9月3日18:50~20:20
D/9月3日20:40~22:20
※1プログラムは1000円
表彰式/21:35~22:15
会場:シアターキノ
※フェスの詳細はコチラ