ミュージアム開館6周年記念上映会「小林正樹の世界」9/2(土)札幌プラザにて

お待たせしました!

今年もミュージアム主催の映画上映会を開催します。

北の映像ミュージアム開館6周年記念
シネマの風景特別上映会
「北海道が生んだ、映画界の至宝! 小林正樹の世界」

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これまで北海道をロケ舞台とした作品を上映してきましたが、

今回は、昨年生誕100年・没後20年となった

小樽生まれの小林正樹監督を特集します!

上映するのは、

函館生まれの女優・高峰秀子さん出演のホームドラマ
「この広い空のどこかに」(1954年)

この広い空のどこかに©1954 松竹

この広い空のどこかに©1954 松竹

仲代達矢主演主演の時代劇
「いのち・ぼうにふろう」(1971年)

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いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

さらに、ゲストとして元北海道新聞記者の

関正喜氏をお招きします。

関さんは、記者時代、小林監督に取材をしており、

2016年刊行の「映画監督 小林正樹」(岩波書店)では、

監督インタビューの作成・編集などを担当されています。

実際に接した彼ならではの貴重なお話が聞けるはず!

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プログラムは次の通り。

【午前の部】9:00開場
①9:30~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
②11:30~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
③12:00~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

【午後の部】14:25開場
④14:50~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
⑤16:50~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
⑥17:20~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

※2本立て、午前・午後の入れ替え制です。

会場は狸小路5丁目の「札幌プラザ2・5」です。お間違いなく。

さっそく、館内に特設コーナーを設けました。

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チケットは前売り券1200円(2本立て、会員1000円)
当日券1500円 で、道新プレイガイド、ミュージアムで発売中!

お問い合わせは当ミュージアム(011‐522‐7670)へ。

年に一度の大イベント! 我々も楽しみです。

皆様、ぜひご参加ください。

「森と湖のまつり」の貴重なロケスナップ資料

標茶・塘路湖を舞台に、アイヌ民族の青年の姿を描く

内田吐夢監督の大作「森と湖のまつり」(1958年)。

作品としてはもちろん、北海道史としても貴重な

この映画のスナップ資料が、先日ミュージアムに届きました。

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お持ちくださったのは、岡山県に住む小田幸男さん。

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実はこの映画に、幸男さんのお母様、

故・小田千代子さんがご出演されたそう!

遺品の中から発見し、「資料として活用してほしい」と、

北海道旅行の機会に、わざわざご持参くださったのです。

東映時代は「茜(あかね)・みやこ(漢字不明)」の芸名で

ご活動されていたというお母様。

小学生の時に亡くなったので、詳しくはわからないそうですが、

「アイヌの方から踊りを教わったり、北海道にいい思い出があって、

それを聞いた記憶があります」とのこと。

ページを開くと、美しい若き日のお母様が。

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松竹時代には「宮幸子」の芸名で活動しており、

小津安二郎監督「東京暮色」にはクレジットにも登場するそう。

ちなみに、お母さまの父親(幸男さんの祖父)も映画人!

松竹蒲田のカメラマン・小田浜太郎さんで、

高峰秀子のデビュー作「母」も担当したそうです。

最近になって「森と湖のまつり」を見たという幸男さん。

お母様やお爺様が関わった作品と出会い、

改めて生前の2人について知ることもあるとか。

アルバムの写真の一部はデータ資料として譲り受け、

今後、上映会時の展示などで活用させていただくことに。

大切なアルバムはご本人に返却いたしました。

貴重な資料&お話をありがとうございました!

留萌出身の作曲家、佐藤勝の作品演奏会が7月30日に開かれます。

留萌出身の作曲家で、黒澤明監督や岡本喜八監督の映画の音楽で知られる佐藤勝の作品を演奏する「佐藤勝音楽祭」が7月30日に東京の渋谷区文化総合センターで開かれます。

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佐藤勝は1928年生まれ、旧制留萌中学から国立音楽大学を出て早坂文雄に師事。52年に「三太と千代の山」でデビューしました。「隠し砦の三悪人」「用心棒」「赤ひげ」などの黒澤明作品や、「独立愚連隊西へ」「江分利満氏の優雅な生活」などの岡本喜八作品をはじめ、「ゴジラ対メカゴジラ」「日本沈没」など東宝特撮映画の音楽を数多く手がけました。北海道関連では「札幌オリンピック」「北の蛍」「キタキツネ物語」のほか、いずれも山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」「遙かなる山の呼び声」があります。リズムのはっきりしたダイナミックで骨太のサウンドが特徴で、300本以上の映画の音楽を残し、99年に亡くなりました。

当日は松井慶太指揮のオーケストラ・トリプティークによって演奏されます。オーケストラ・トリプティークは、釧路出身の作曲家、伊福部昭の生誕100年を記念して2014年に開かれた公演でも演奏しています。

演奏会のホームページはこちら

開演は午後2時。上記の黒澤監督3作品、岡本喜八監督の「肉弾」などが演奏されます。岡本喜八監督夫人のみね子プロデューサーらのトークもあります。チケットの問い合わせはカンフェティ0120・240・540へ。(理事・加藤敦)

6月のシネマ塾レポート「乱れる」

毎月第3土曜日、ミュージアムで開催する

ミニベント「北のシネマ塾」。

6月17日は、高峰秀子主演「乱れる」

(1964年、成瀬巳喜男監督)をテーマに、

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高村賢治副館長がトークを務めました。

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高村副館長はまず、「メロドラマとサスペンスが合体した珍しい成瀬作品。男女が侵してはならない一線を越えるかどうか、がドラマとしての面白さ」と紹介。

前半は「高峰さんの演技に、加山雄三さんは応えきれていない」と厳しい批評をしたのに対し、「告白シーンからの後半は、成瀬監督の演出が素晴らしく、何度見てもいい」と絶賛!

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特に、劇中に登場する「橋」や「着物」がどんな意味を持つのか、独自に分析したほか、「告白シーンは、照明の使い方や高峰さんの動きによって緊迫感が高まるよう、計算された演出が光る」と解説。

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また、高峰さんの演技が「心の葛藤や乱れを、目や眉毛、口元で表現するなど見事!」と大絶賛。名演シーンを3つ選び、熱く語りました。

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また、ロケ地となった温泉街も紹介。ほかの作品のロケ地も挙げ、「成瀬作品では、男女が愛を完成させるため温泉に行くシチュエーションが出てくる」と紹介。遺作となった「乱れ雲」をリアルタイムで見たときの思い出や、「この作品の加山さんの演技は素晴らしい。ぜひこちらも見てほしい」と語りました。

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ご参加くださった方々、ありがとうございます。

次回は7/15(土)。

テーマは「流れる」です。ぜひどうぞ!

流れる

7/16、札幌で「ふたりの桃源郷」上映会!

お祭りシーズンですが、映画の上映会も盛んです。

7/16(日)には、札幌プラザ2・5で

ドキュメンタリー映画「ふたりの桃源郷」が上映されます。

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山口県のローカル放送局が25年間にわたって取材し、

大反響を呼んだドキュメンタリー番組を映画化。

昨年の第90回キネマ旬報ベストテン・文化映画部門で

第1位に輝きました。

詳しい内容は、主催の札幌映画サークル公式サイト(こちら)へ。

「るるぶFREE札幌」夏号でご紹介いただきました

観光シーズンを迎えた北海道。

観光客やビジネス客に発信する

フリーペーパー「るるぶFREE札幌」夏号で

北の映像ミュージアムをご紹介いただきました!

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開いてすぐの特集ページ。

〝こだわりの大地 北海道〟のテーマのもと、

映画の人気ロケ地としての魅力を伝える

スポットとして写真付きで掲載されています。

冊子にはお得なクーポンもいろいろ。

見かけた際はお手に取ってみてください。

「写真甲子園 0・5秒の夏」について上野彰吾カメラマンが撮影報告を寄せました

大雪山系のふもとの東川町で1994年から続いている、高校写真部による「写真甲子園」が劇映画化され、2017年冬に公開の予定です。

監督は札幌出身の菅原浩志監督、撮影は上野彰吾カメラマンです。上野カメラマンは篠原哲雄監督や橋口亮輔監督の作品などを多く手がけてきたベテランです。道内ロケ作品だけでも「オー・ド・ヴィ」(篠原監督、2003年、函館)、「星に願いを。」(冨樫森監督、2003年、函館)、「天国の本屋~恋火」(篠原監督、2004年、小樽など)、「ミラーを拭く男」(梶田征則監督、2004年、室蘭など)、「ぐるりのこと」(橋口監督、2008年、ワンシーンだけ札幌)、「つむじ風食堂の夜」(篠原監督、2009年、函館)、「スノーフレーク」(谷口正晃監督、2011年、函館)、「スイートハート・チョコレート」(篠原監督、2013年、夕張、札幌)、「函館珈琲」(西尾孔志監督、2016年、函館)と、おなじみの映画が並び、北海道を知り尽くしたカメラマンです。

その上野カメラマンが、5月に出た「映画撮影」の最新号(213号)に「写真甲子園  0・5秒の夏」の撮影報告を寄せています。撮影は2016年夏に合宿形式で行われたそうです。報告の中で「写真に対する想いの変化や仲間同志の絆など熱いドラマが生まれ、高校生たちが写真を通して成長して行く」と作品のテーマを紹介しているほか、スチール写真からスタートした上野カメラマンらしく、「一眼レフカメラを持って撮りまくっていたあの輝いていた頃を思い出し、この子達に負けじとほんの少し勝負をする気持ちで挑ませて頂いた」と振り返っています。

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上野カメラマンによる撮影報告

「写真甲子園  0・5秒の夏」は、主題歌を札幌出身のシンガーソングライター、大黒摩季さんが歌うことも話題です。菅原監督、上野カメラマン、大黒摩季さんと、北海道濃度の高い映画になりました。映画化をサポートする地元自治体などによる「写真甲子園映画化支援協議会」のHPはこちら

どんなドラマが展開するのか、どんな風景がとらえられているか、楽しみにしましょう。(理事・加藤敦)

2017年後期のシネマ塾スケジュールの発表!

先週土曜日に2017年前期最後のシネマ塾

「乱れる」を終えたところですが、

さっそく後期のスケジュールを発表します!

●7月15日 「流れる」(1956年、成瀬巳喜男監督)
トーク:安倍雄也理事

流れる

●8月19日 「遠い雲」(1955年、木下恵介監督)
トーク:高村賢治副館長

遠い雲

※9月はシネマの風景特別上映会のためお休み

●10月21日 「カルメン純情す」(1952年、木下恵介監督)
トーク:大石和久理事

カルメン

●11月18日「永遠の人」(1961年、木下恵介監督)
トーク:小田原賢二副理事長

永遠の人

●12月16日
浦田久&和田由美の映画グラフィティー
〝まだビリー・ワイルダー〟「サンセット大通り」

サンセット

というわけで、好評につき、

後期も高峰秀子さん特集を続けます!

常連のお客さまも、初めての方も、ぜひ。

毎週第3土曜日午後2時から、参加無料です。

お待ちしております!