名演出家・守分寿男さんの続エッセイ本「北は、ふぶき」

HBCの演出家・映像プロデューサーとして

数々の名作を世に送り出した守分寿男さん(1934ー2010)。

ミュージアム館内にも、業績の一部をご紹介しています。

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東芝日曜劇場などのテレビドラマで数々の賞を受賞した彼の、

エッセイ集の続編が、このほど刊行されました。

「北は、ふぶき」です。

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なお、「うちのホンカン」シリーズや「幻の町」など

守分さんの演出作品の一部は、

「HBCドラマ傑作選」として有料配信中です!(詳しくはこちら

ぜひご覧ください。

「マンハント」中国版ポスター!

2/9(金)に公開される「マンハント」。

高倉健さん主演、大ヒット北海道ロケ映画

「君よ憤怒の河を渉れ」(76年)のリメイクです。

期待が高まるところですが、

中国版ポスターを館内に掲示中です!

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日本版と見比べてみるのも面白いですね。

映画の公式サイトはこちら

1月のシネマ塾レポート!「私の好きなミュージカル映画」

1/20(土)にミュージアムで行われたイベント「北のシネマ塾」。
「第8回映画ファンの集い」と題して、
「私の好きなミュージカル映画」をテーマに語り合いました。

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年明け最初、雪深い休日の午後、
どれだけの人にお越しいただけるかちょっと心配でしたが、
常連さんのほか、関西から旅行中の若者の飛び入り参加も含め15人。

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さっそく机を囲み、順番に思い出深い作品を発表。
口火を切ったのは、映画に詳しい常連のIさん。
なんと、ライザ・ミネリ主演「キャバレー」の曲を
自ら和訳してきてくださいました!

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その曲の歌詞の良さに触れ、
「昨年の社会派映画の傑作『わたしは、ダニエル・ブレイク』
にも通じるメッセージを感じる。先見の明が素晴らしい!」と熱弁。

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また、「ウエスト・サイド物語」を挙げた方には、
「オープニングシーンから驚いた」「ジョージ・チャキリスの紫のシャツに憧れた(笑)」 「札幌の松竹座の封切で見た人は幸せ!」などの会話が飛び交いました。

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近作では、「ラ・ラ・ランド」も話題に。
劇中に一瞬登場するランプについて、
「コレクターに人気の高い有名なランプなんです!」という豆知識が飛び出し、改めて、ワンシーンの細部までこだわる作り手の情熱を実感しました。

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ほかにも、「シェルプールの雨傘」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「グリース」「ヘアスプレー」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」「メリー・ポピンズ」…などなど、次々映画タイトルが出てきて、ミュージカル映画の幅広さを改めて再認識。

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和田由美事務局長は、ミュージアムの礎を築いた
故・竹岡和田男さんに教わった作品として「トップ・ハット」を紹介。 フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの名コンビによる優雅なダンス、華麗な衣装、豪華なミュージカルセットに酔いしれる一幕もありました。

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ミュージカル映画の名作から話題作まで、
その魅力を堪能し、盛り上がったひとときとなりました。

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ご参加くださった方々、ありがとうございました。(新目)

あす公開!「風の色」主演の古川雄輝さんがご来館

1/26(金)から公開になる映画「風の色」。

Ⓒ「風の色」製作委員会

Ⓒ「風の色」製作委員会

知床をはじめ、札幌、北見など
冬の北海道が重要な舞台として登場する
ミステリアスなラブストーリーです。

先日、クァク・ジェヨン監督の札幌市長表敬訪問を
レポートしたところ(記事はこちら)ですが、

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嬉しいことに、今度は、主演の古川雄輝さんが
ここ北の映像ミュージアムにご来館下さいました!

北海道ロケの思い出から作品への思いまで、
たっぷり伺いました。

* *

スタッフ・新目/映画「風の色」は、流氷のシーンが美しかったです。実は、私は道産子のくせにまだ一度も流氷を見たことがなくて…。

古川さん/映画の完成後、「流氷を見たことがない」という北海道の方にたくさん会い、逆に驚いています。 「風の色」の北海道ロケは2年前です。僕は10年ほど前、学生の時にスキーで遊びに来て以来、久しぶりの北海道でした。仕事で訪れるのは初めてです。
一番印象に残っているのは、やはり流氷ですね。もちろん初めて見ましたが、本当にきれいで、感動しました。クァク監督は風景や景色を撮るのが得意な方なので、映画の見どころにもなっています。スクリーンでご覧になったら、今度はぜひ、本物の流氷を見に行っていただきたいです。

スタッフ/確かにクァク監督も「流氷がこの映画の自慢です」とお話されていました。札幌での撮影はいかがでしたか?

古川さん/路面電車のシーンなど、2週間くらい撮影しました。初めてだったので、テレビで見たことのある風景を、観光客気分で眺めていたことを覚えています(笑)。

スタッフ/知床では、クライマックスとなる大掛かりなマジックシーンを撮影されています。夜のロケで大変だったと思いますが…。

古川さん/深夜まで海辺で撮影したので、寒かったですね。水中脱出マジックという設定なので水も浴びましたし、過酷でした。

スタッフ/マジシャンという役どころですが、もともとマジックはお得意ですか?

古川さん/いいえ、やったことはありません。苦労したのは、直前に指示するクァク監督の演出です。つまり、その日何を撮るのか、直前までわからないんですね。

スタッフ/えぇ! マジックシーンもですか。

古川さん/はい。エキストラさんたちの生の反応を撮りたいということで、マジックも20分位練習して、リハなしの本番。それでも、プロのマジシャンとして披露しなければならず…。泣くシーンも同じです。でも、そこは監督を信用して演じました。
励みになったのは、1日が終わると、監督がその日の撮影内容を音楽付きで見せて下さったこと。すごくきれいな画が撮れているのを知り、「明日も頑張ろう」と思う毎日でした。

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スタッフ/クァク監督は、パンフレットで古川さんを「パワフルな役者だ」と話されていますが、古川さんから見た監督はどんな印象でしょう?

古川さん/10年間温めていたというこの作品に対する思いが強くて、遊びだったり、お笑いだったり、監督の〝やりたいこと〟が詰められていると思います。だからでしょうか、少年のように楽しそうに撮影されていました。厳しいときは厳しいですが、僕たち役者に対しても優しく接してくださって、撮影中の写真を送ってくれたり、ほぼ毎日ご飯も一緒でした。

スタッフ/「遊び」とは、あの名作のオマージュ場面のことですね。

古川さん/はい。さらに、ビートルズを思わせる場面が入ったり、あと、ヒロインの藤井武美さんがカメラを見るカットもあるんです。真剣な場面の中に、韓国風のコミカル要素が入っている。まさに、クァクワールドだと思います。

スタッフ/北海道ロケで美味しかったもの、ありますか?

古川さん/海鮮物、お寿司ですね! 寿司を握れるスタッフさんがいて、市場で買ったネタをホテルで握ってくださったのが、今まで食べた中で一番美味しい寿司でした。

スタッフ/完成した映画をご覧になった感想は。

古川さん/撮影から2年が経っているので、まずは「懐かしいなぁ」という感情が沸きました(笑)。 映画全体だと、「邦画っぽくないな」というのが第一印象です。考えてみれば、日韓合作で韓国人監督の脚本なので、セリフの言い回しやシーンひとつ取っても、文化の違いが現れるんですね。
たとえば、「僕は彼女を愛しています」というセリフがあるんですけれど、「I love you」と字幕がついたのを映画祭で見たときに、「あ、しっくりくるな」と気付きました。日本人はなかなか言わない言葉ですが、外国人にしてみると普通なんです。ですから、海外映画の吹き替え版だと思うと、日本の観客の方々は受け入れやすいかもしれません。

スタッフ/映画の公開を楽しみにしていらっしゃる北海道の観客へメッセージをお願いします。

古川さん/北海道で撮影しているので、皆さんにとっては日常的な風景が出てくるはず。それは北海道に住んでいないと味わえない楽しみ方で、特別だと思うので、ぜひ観てほしいです。あと、本当に流氷は美しいです! 本物も見に行ってください。
日韓合作という珍しい新感覚のラブストーリーを、ぜひ劇場で楽しんでいただきたいです。

* *

この後、館内の北海道ロケ地リストをご覧いただいたところ、
「感染列島」「着信あり」「探偵はBARにいる」
などを見たことがあるとおっしゃっていました。DSC03342
もちろん、サインもGET!
掲示していますので、ぜひ直接ご覧ください。

(ヘアメイク:藤井康弘
スタイリスト:五十嵐堂寿)

映画「風の色」
1/26(金)全国ロードショー
※公式サイトはこちら