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お知らせ

2022年8月5日(金)

6月のシネマトークは、アニメに登場する北海道のイメージをめぐってのお話でした


 

「土曜の午後のシネマトーク」を6月18日に開催しました。
大石和久理事が「北海道×アニメ~アニメの中の北海道~」と題し、アニメに登場する北海道のイメージをめぐってお話しました。

理事が取り上げたのは次の4本のアニメ、高畑勲監督『太陽の王子 ホルスの大冒険』、りんたろう監督『カムイの剣』、新海誠監督『雲のむこう、約束の場所』、そして米林宏昌監督『思い出のマーニー』です。その内容は、大石理事が、本ミュージアム発行「北海道・映画ロケ地めぐりガイド~シネマてくてく~」に寄稿したエッセイ「北海道×アニメ~自然/アイヌ/エキゾティシズム~」に即したものでした。
そこから今回のトークのまとめとなる箇所を引用します。

「北海道は活劇の舞台であり、原住民アイヌの住まう自然として、あるいは、まるで異国のようなエキゾティシズム(異国情緒)にあふれる場所としてアニメの中で描かれてきた。この北海道イメージは、北海道をその周縁性において捉えることに由来するだろう。中心(例えば東京)に文明が位置するとすれば、北海道はそこから遠く離れた自然であり、国境近く、異国と相互浸透し見分けが付かなくなった場所ということである」。

大石理事は北海学園大学で教鞭を執っていますが、今回のトークは、現在の、またかつての理事の教え子さんたちも来場され、比較的若い年齢層に本ミュージアムの活動が浸透してゆく一つの貴重なきっかけになったようです