北の映像ミュージアム 北の映像ミュージアム

北の映像ミュージアムとは

私たちが暮らす北海道の美しい景観をロケ舞台に、これまで劇映画やドキュメンタリー、TVドラマなど数多くの映像作品が生み出されて来ました。その貴重な知的財産が放置され、消滅していくのを私たちは黙って見過ごすわけには行きません。

そこで、1999年8月、ジャーナリストで映画評論家の故・竹岡和田男氏を中心に北海道の映像資料を保存・展示する「映像ミュージアム設立」を呼びかけ、2001年8月、「竹岡和田男コレクション設立期成会」を発足しました。同年秋、任意団体「北の映像ミュージアム推進協議会」を設立。上映会や会報の発行など幾多の活動を重ねた結果、2003年6月、「NPO法人北の映像ミュージアム推進協議会」が誕生しました。

その後、札幌市ほかのご支援を受けて2011年9月、旧さっぽろ芸術文化の館1階に「北の映像ミュージアム」を開館することができました。以来、上映会、北海道ロケ映画作品資料の展示、企画展示、シネマ塾など活動の充実を図り、来場者も年を追うごとに順調に増え続け2017年にはのべ6万人を達成しました。 また、開館を機に「NPO法人北の映像ミュージアム」と改称し、過去の北海道における映画の足跡を検証するとともに、これから創作活動を行う次世代のために、数多くの映像資料を保存、活用することを目指してきました。しかし、旧さっぽろ芸術文化の館の解体が決まり、2019年、北の映像ミュージアムは閉館しました。

現在は、次の開設地を探し求めているところです。映像は北海道の歴史の証言者ともいえます。北海道の歴史や風景を記録してきた映像文化の価値を広く知らしめ、その保存の必要性を、これからも北の映像ミュージアムは訴え続けて行きます。今後とも皆さまの熱いご支援とご協力をよろしくお願いいたします。